スマホからのアクセス割合とスマホ対応の必要性

By b_kimura,

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ホームページにおけるスマホユーザーの割合

スマホユーザーが増え続ける今日、Webサイト作成の際に、スマホ最適化やスマホ用サイト制作を検討する必要が出てきました。

結論からいうと、スマホ用を制作すべきかという質問の答えに関しては「ターゲットや業種によって異なる」ということになってしまうのですが、一応の目安をつくりました。

2013年、ホームページのスマホ対応必要性

BtoBサイト BtoCサイト
表示確認・調整: 必須 必須
スマホ専用ページ: 無くても良い あると良い
ユーザーのアクセス: 少なめ 多い

※ここでいうスマホ専用ページは、PCとスマホ用のサイトを別で作成すること、もしくはCSSを使ってかなり最適化(見た目別物くらいに)することを言っています。

しかしまあ、実際のところはどうなのか、ということで今回は、様々な業界のWebサイト解析データを用い、リアルな数値を出してみたいと思います。
大企業サイトのデータばかりをみても仕方ないので、中小企業サイトもしっかりチェック!

利用するツールはもちろん、Googleアナリティクス。
「モバイル YES/NO」でも確認することができますが、iOSとAndroidの割合も確認したいので、「ブラウザとOS > オペレーティングシステム」にて確認したいと思います。

※ ここではiOSとAndroidをスマホとします。(タブレット含みますが悪しからず・・)

対象サイトは、自社が制作したサイトです。大中小問わず、様々な業界の企業サイトをチェックしていきます。こういうとき、下流制作会社は強いですよ。ミクロな視点は任せてください。もちろん、サイト名・企業名は出せません。

1.スポーツブランドのWebサイトのスマホ割合

とあるスポーツブランド(アパレル)のWebサイトです。
※ 2013/2/20-2013/3/22、1ヵ月間

ホームページにおけるスマホユーザーの割合

総アクセス数 3794
スマホユーザー
(iOS+Android)
1190
(576+614)
スマホ割合 31%

3人に1人はスマホ。かなり多いですね。スマホで表示崩れてる等、あってはいけないような割合です。

ちなみに、このアクセスに関するモバイル機種ランキングベスト10はこちらです。

1 Apple iPhone 425
2 (not set) 162
3 Apple iPad 131
4 DoCoMo SC-06D Galaxy SIII LTE 48
5 SonyEricsson SO-02C Xperia acro 29
6 DoCoMo SO-03D Xperia acro HD 22
7 DoCoMo SO-04D Xperia GX 22
8 Apple iPod 20
9 Samsung SC-02C Galaxy S II SC-02C for DoCoMo 19
10 KDDI ISW16SH Aquos Phone Serie 18

iPhoneがダントツで多いですね。「こういうサイトはiPhoneだけ表示対応しとけばいいんだ~!」そう思ったあなたっ!なんて安直!iOSが576に対し、Androidは614だからね。一つ上の表に書いてるはず。いわゆるロングテール現象ですね。iPhone、Androidは、フォントやブラウザの違いから表示は微妙に異なるので、同じスマホといえど、制作者は要注意です。

ついでにですが、iPhoneユーザーはどのブラウザを使っているのか確認してみました。

結果はこちら。

Safari 392
Safari(in-app) 27
Chrome 6

Chrome、少なっ!
SafariよりChromeの方が速いのに、意外と利用されてないんだと驚きました。

in-appとは、アプリ内のSafariです。アプリ内ではSafariと出ずにWebページを開くことがありますが、実はSafariを利用しているんですね。要はそれのことです。

2.とあるAndroidスマホのキャンペーンサイト

当然その対象のAndroid端末でのアクセスが多いと予測されますが、どうでしょうか。

※ キャンペーン期間内の3ヵ月間

ホームページにおけるスマホユーザーの割合

総アクセス数 29211
スマホユーザー
(iOS+Android)
11294
(2174+9147)
スマホ割合 38%

こちら、正直、PC割合が予想以上に多かったわけです。スマホ想定のサイトでも、PCユーザーがガンガンアクセスしてくる、という、これはこれで教訓。

ちなみに、ChromeOSは、Googleが作ったOS。サムスンから数種類PCが出てますが、あまり一般に認知されてないと思います。
また、最近、「Chromebook Pixel」が発売されましたが、こちらはGoogle製。国内では未発売。MicrosoftOfficeやAdobe製品が使えないそうです。現時点、Google鎖国状態です。ただ、クラウドサービスは充実しているようですね。今後の展開は要チェックです。

3.BtoB、THE中小企業(製造業)サイトのスマホ割合

土日はアクセスが急減、そんな典型的なBtoB中小企業サイトの
スマホ割合です。

※ 2013/2/20-2013/3/22、1ヵ月間

スマートフォンのユーザー割合

総アクセス数 1321
スマホユーザー
(iOS+Android)
132
(61+71)
スマホ割合 10%

ちなみに、iOSの割合は、下記の通りでした。

iPhone・・・45
iPad・・・16

スマホで開いた際、ボロボロに崩れないようにはしておこうレベル。

4.地域に数店舗ある飲食店サイトのスマホ割合

知っている人は知っている~、そんな飲食店のアクセスデータです。

※ 2013/2/20-2013/3/22、1ヵ月間

ホームページにおけるスマホユーザーの割合

総アクセス数 2673
スマホユーザー
(iOS+Android)
1352
(756+596)
スマホ割合 50%

ついに出ました。50%!スマホ対応必須、スマホ専用サイトがあってもいいレベルです。
PC、スマホ、どちらも手を抜けません。

機種ランキングはこちら。

1 Apple iPhone 686
2 (not set) 147
3 Apple iPad 53
4 Samsung SC-03D GALAXY S II LTE SC-03D for DoCoMo 33
5 DoCoMo SC-06D Galaxy SIII LTE 29
6 Samsung SC-02B Galaxy S SC-02B for DoCoMo 25
7 Fujitsu F-05D ARROWS X LTE F-05D 22
8 SonyEricsson SO-02C Xperia acro 20
9 KDDI ISW13HT J 19
10 DoCoMo L-05D Optimus it 18

5.BtoB広告系企業サイトのスマホ割合

土日急減のBtoBサイトです。第二段、広告系です。

※ 2013/2/20-2013/3/22、1ヵ月間

ホームページにおけるスマホユーザーの割合

総アクセス数 1854
スマホユーザー
(iOS+Android)
332
(215+117)
スマホ割合 18%

表示が崩れないようにはしておきたい、そんなレベルですね。

6.そこそこ認知度の高い飲食店サイトのスマホ割合

※ 2013/2/20-2013/3/22、1ヵ月間

ホームページにおけるスマホユーザーの割合

総アクセス数 26364
スマホユーザー
(iOS+Android)
9684
(4942+4742)
スマホ割合 37%

PCを上回ることはありませんね~。

7.地域密着の飲食店サイトのスマホ割合

※ 2013/2/20-2013/3/22、1ヵ月間

スマートフォンのユーザー割合

総アクセス数 3993
スマホユーザー
(iOS+Android)
1069
(493+576)
スマホ割合 27%

表示確認は必須としても、スマホ用にひと手間かけるか、悩ましい数字ですね。
予算があるなら、是非!というレベルでしょうか。

8.BtoB、IT系の小規模ベンチャー企業サイトのスマホ割合

※ 2013/2/20-2013/3/22、1ヵ月間

ホームページにおけるスマホユーザーの割合

総アクセス数 5956
スマホユーザー
(iOS+Android)
1455
(891+564)
スマホ割合 24%

BtoBはこれくらいの数字に落ち着く傾向がありますね。

9.オフィス用品・備品の販売サイトのスマホ割合

※ 2013/2/20-2013/3/22、1ヵ月間

スマートフォンのユーザー割合

総アクセス数 7426
スマホユーザー
(iOS+Android)
1619
(996+623)
スマホ割合 21%

パーセンテージを見ると多くないですが、1619人(/月)のユーザーは無視できないですね。

10.介護施設サイトのスマホ割合

ローカルな介護施設サイトです。

※ 2013/2/20-2013/3/22、1ヵ月間

ホームページにおけるスマホユーザーの割合

総アクセス数 942
スマホユーザー
(iOS+Android)
164
(89+75)
スマホ割合 17%

介護施設サイトでも、結構スマホ割合あるのね。。

スマホアクセスの割合をチェックした結果

とりあえず、9サイトをピックアップしてみましたが、いかがだったでしょうか。
その他サイトも、いくつか見ていますが、下記のような現況があります。

・BtoCサイトは半数近くまでスマホ割合が上がる。
・BtoBサイトは20%を前後する。

そして、スマホユーザー10%前後のサイトもありますが、やはりそのユーザーを捨てれるかというと、そんなことはないはずです。したがって、冒頭にも書いたとおり、BtoBサイトでどう考えてもスマホ専用ページは不要と判断しても、最低限の表示チェックは必須です。

もしも、スマホ対応・スマホ専用ページ作成に費用をかけるかどうか、悩まれている場合は、まずはアクセス解析を取得してみてください。スマホのアクセス割合は、客層、エリア、商材、サービス内容によって大きく異なってくるでしょうし、自社サイトでその割合を確認するのが最もベストです。その際は、PCサイトのアクセスデータと、次のような項目を見比べてみましょう。

・直帰率
・閲覧ページ(スマホユーザーとPCユーザーが見ているページの違い)
・ランディングページ(入口となったページ)
・ページビューと滞在時間

また、スマホでの閲覧時のページ表示スピードをチェックしてもいいかもしれません。
これらの項目を確認することで、ユーザーのニーズを想像することができ、スマホ対応に費用をかけるかどうかの判断も行いやすくなります。
解析後、「スマホのためだけに、別のコンテンツを作成しよう!」そんな発想も出てくるかもしれません。

・・・余談ですが、今回のデータチェックにあたり、予想以上に少なくてビックリしたのは、Macユーザーの割合。最近、街中(特にスタバとか)ではやたらとMacを見ますがどんなサイトを見ても、相当低いではありませんか。スマホよりも全然少ないアクセス数。1%なんてのもザラ。

やっぱりまだまだWindowsなんですね。