会社ブログ・企業ブログで効果を出す方法

By b_kimura,

  Filed under: Webマーケティング日記
  Comments: None

会社ブログ・企業ブログ新規顧客獲得

「会社のブログを書いた方がいいの?」
ホームページ制作のお仕事依頼をいただく際、よく相談にあがる項目の1つです。

その質問の真意としては、多くの場合、
「ブログを書くことで新規顧客を獲得できるのか」
というところだと思います。

結論としては、ブログで新規開拓は充分に可能です。
というか、本気で新規開拓するならブログがお勧めです。

ただ、方法が結構難しいので、ここでは会社ブログで新規顧客を獲得する方法について、書いてみたいと思います。
基本的には中小企業・零細企業向けの内容になっています。

企業ブログで新規顧客を獲得するまでの流れ

具体的な方法に入る前に、新規顧客獲得の流れを確認です。

会社ブログ・企業ブログ新規顧客獲得

検索エンジンまたはソーシャルメディアから会社のブログにアクセスし、記事に興味を持った人が問い合わせ・注文に繋がるというすごくシンプルな流れです。わかりきったフローですが、改めてじっくり見ると、どの部分が課題になるのか明確になってきませんか?

企業ブログに取り組んでいく中で課題になる点は、通常下記の3つです。

1.内容に興味を持ってもらう
2.問い合わせ・注文につなげる
3.ブログへのアクセス数

それでは、それぞれの課題を順番に説明していきましょう。

1.内容に興味を持ってもらうには

「ブログ=日記」という考え方をやめる

「ブログ=日記」というのは決して間違いではないのですが、そう考えてしまうと全てを台無しにしてしまうことが少なくありません。

新規顧客の獲得をがんばるぞ~と意気込んでブログを書き始めても、気付けば「○月×日、○○に行きました~」という、典型的な誰もが興味をもたない記事に。。。乙

芸能人ブログの影響でしょうか、それはきっと、その日にあった出来事や思ったことを綴るという日記の概念(ブログとはこういうものだというイメージ)に支配されてしまっているんだと思います。

念のため補足しておくと、出来事綴りがダメというわけでは決してありません。ただ、「新規顧客開拓」という目的に対しては、あまり価値がないということです。

これから企業ブログを頑張ろうという場合には、まずは「ブログ=日記」という考えを無くしてしまった方が、多くの人にとってはきっとやりやすいと思います。

個人的には、「ブログ=専門家による解説・アドバイス」として認識しておくのがお勧めです。

専門家なんてうちにはいません???
謙遜しなくて大丈夫です。会社に数年努めてるなら立派な職業人。あなたはその分野の専門家です。

ネタは山ほどある

よしじゃあ、専門家(ぼく・わたし)による解説・アドバイスを書いてやろうじゃないかと、気合いを入れてPCを開き、まず困るのが「ネタ」です。ネタが無ければ、記事も書けません。そりゃそうです。

しかし、会社ブログを書こうと意気込む程に仕事熱心な方なら、必ずネタは沢山あります。多分、書ききれないほどあります。

ニュースや雑誌を見てブログ記事を考える方法も一つですが、それよりも簡単に記事内容を思いつくことが出来るオススメの方法があります。

それは、お客さんや友達・家族に聞かれることを記事にする方法です。

PCに向かうとネタは思いつきませんが、現場に立ったり、お友達とお茶するとネタが発生します。
事件は会議室で~っていうやつです。

例えば、あなたの会社がIT関連企業なら、「最近のお勧めPCは?」「Windows8ってどうなの?」といった庶民的な質問から、「こういうITシステムって費用どのくらい?」「カンボジアのITインフラ事情には詳しいですか?」というマニアックな質問まで、色々な質問をお客さんや友人・知人から受けると思います。

美容関連企業なら「今流行りのヘアスタイルは?」「冬らしいコーディネートは?」といった質問から「かなり強いくせ毛をサラサラストレートにする方法は?」「整形手術で後遺が出た場合に補償や賠償はあるの?」等、様々な質問・相談を受けているかもしれません。

あなたやあなたの仕事仲間内では当たり前のこと、聞くまでもないこと、知識として古いことでも、一般の方からするとわからないという話は、まだまだそこらじゅうにあると思います。

2.問い合わせ・注文につなげるには

購入・注文を間近に控えている人の声を拾う

どんなにわかりやすい記事を書いたとしても、あなたが売っているものと顧客が買いたいものがマッチしていない限り、「わかりやすかったなぁ」「おもしろかったなぁ」で終わります。

では、問い合わせ・注文につなげるにはどうすればいいか、その答えは簡単、購入・注文を検討している人の疑問を記事にすることです。

先程のIT関連企業を、クラウド型の基幹システムを開発しているITシステム会社としましょう。

仮に、Windows8の解説をすごくわかりやすく書き、Windows8の解説を必要とする人が読んだとしても「わかりやすい記事ありがと~」で終わりますが、「クラウド型の基幹システムの費用相場・見積例」という記事をわかりやすく書き、クラウド型の基幹システム導入を検討している人が見ると、「とりあえずここに相談してみようかな~」となる可能性があります。

記事の構成としては、こんな感じでどうでしょうか。

  • 起:システム料金の相場を説明します。
  • 承:料金の相場はこんな感じ。
  • 転:安ければいいは×、企業毎に見積もり金額が違う理由はこうです。
  • 結:まずは見積もりとってみてください。(ちなみにうちはこの中でいうと、こんな感じです。)

営業の方なら分かる通り、新規アポでの商談でもありそうな流れです。

わかりやすい説明に加え、あなたの知識や情熱が加われば、よりお問い合わせ率はアップします。相見積りになったとしても、競合よりも一歩リードしているということは言うまでもありません。

外回りなんかをしていると、日々、色々な人から自社の専門分野に関する質問を受けていると思います。多くの質問の中で、購入・注文を間近に控えている人からの質問が、問い合わせ・注文につながる記事になる可能性が高いことは間違いないです。

良いネタを探したいなら、営業に出かけましょう!
(そこで売れるかも。笑)

お問い合わせ・ご注文への誘導

「とりあえずここに相談してみようかな~」となるためには、当然、記事ページの中に、サービス紹介・商品紹介のページやお問い合わせページ、注文ページへの誘導が必要です。

具体的には、ページ内の上下や横に、「サービス紹介・商品紹介ページ」もしくは「お問い合わせページ」へのリンク・バナーを設置する必要があります。

自社サイトでブログを運営している場合には、それほど困難な作業ではありませんが、外部ブログ(アメブロ、Yahoo、ライブドア、はてな等)では下記のような注意点、デメリットがある点を理解しておかなければいけません。

外部ブログを用いた場合の注意点、デメリット

  • ブログは無料ですぐスタートできるが、誘導するためのリンク設置等の知識が必要
  • カスタマイズできる部分(リンク設置するエリア)に制限がある
  • 広告や固定のコンテンツがあり、誘導が目立たない場合がある

誘導は目立ち過ぎると、読んでいる人からすると非常にうっとしくなりますので、軽やかにしなやかに行う必要があります。やり過ぎず、けど、確実に目に入るように、注意して設置しましょう。

自社サイトでブログをするのと、外部ブログで運営するの、どっちがいいかという質問も時々いただきます。上記のような点から(その他にも色々ありますが)、自社サイトの方が色々都合いいです。けれども、通常は費用の問題もありますので、できれば自社サイトがいい!と言っています。

3.ブログへのアクセス数を増やすには

いよいよ、最終課題です。
問い合わせ・注文につながる完璧な流れが出来たとしても、その記事にアクセスしてもらわなければ意味がありません。

アクセスから問い合わせ・注文になる確率は、1/100とか0.05とか色々言われており、要するにかなり少ない数なのです。
まずは、一日50訪問(1ヵ月で1500訪問)(ページビュー数でなく訪問ユーザー数)を目指して頑張りましょう。

検索エンジン対策:検索の競合を調査

同じキーワードになるページ=競合が多いと上位表示は困難です。したがって、アクセスを狙って記事を書くのであれば、事前調査は必須です。

調査といってもそれほど難しいものではありません。実際に自分でGoogle検索を試してみるだけです。

ここでは、先に挙げた記事例をもう一度ひっぱってきてみます。

記事:最近のお勧めPC

キーワード例:おすすめ PC

結果:競合多すぎ。無謀。

記事:Windows8ってどうなの?

キーワード例:Windows8 評判

結果:競合多すぎ。無謀。

記事:クラウド型の基幹システムの費用相場・見積例

キーワード例:クラウド 基幹システム 相場

結果:いけそう。

記事:カンボジアのITインフラ

キーワード例:カンボジア ITインフラ

結果:いけるかも。

記事:今流行りのヘアスタイルは?

キーワード例:流行 ヘアスタイル

結果:競合多い。多分キツイ。

記事:冬らしいコーディネートは?

キーワード例:冬 コーディネート

結果:競合多すぎ。無謀。

記事:かなり強いくせ毛をサラサラストレートにする方法は?

キーワード例:くせ毛をサラサラストレートにする方法

結果:競合多い。けど、難しそう

記事:整形手術で後遺症が出た場合に補償や賠償はあるの?

キーワード例:整形手術 後遺症 補償

結果:競合多い?いけるかも

これらは個人的な感想です。実際にどうなるかはもちろん誰にもわかりません。

判断基準としては大体ですが、下記の通りです。

  • NAVERまとめやYahoo知恵袋、大手ポータルサイト等と内容が被ると、強すぎて歯が立たない。あきらめましょう。
  • リクルート等のコンテンツに力を入れている大手企業・有名企業にも歯が立たない。あきらめましょう。
  • 上位3つくらいは上記のようなページが占めてるけど、以降は競合なさそう。チャンス。すぐ記事を書く準備をしましょう。
  • 似たテーマのページがヒットしない、もしくは数件の場合はチャンス。すぐ記事を書く準備をしましょう。
  • 沢山ヒットしても、タイトルにキーワードを含んでいないサイトが多い場合、案外いけることも。チャレンジの価値ありです。

判断に迷った場合には、やってみなきゃわからない!というベンチャースピリッツを持ってトライするのも一つの方法ですし、より楽に上位表示できそうな記事内容を検討してみるのも手です。

当然、ニーズがある記事ほど競合が多く、ニーズの少ない記事ほど競合は少ないです。この丁度いいバランスのところを見極めていくのが、ビジネスブログ運営の醍醐味でもあります。それを楽しみながらやると、ちょっと気が楽かもしれません。

上手く上位表示させることができ、アクセスも増えれば、そりゃあもう嬉しいです。その日はワインあけますよ。飲めないけど。

検索エンジン対策:HTML構造をちょっとだけ理解する

記事を書く際、どのようなブログにも、HTMLを打てる画面(テキスト)と、打てない画面(ビジュアル)があります。本気でやるなら、HTMLを打てる画面(テキスト)で頑張りましょう。

難しい事は全く覚える必要なしです。

タイトルには、キーワードを含むようにして、見出し(小タイトル)になる部分には、<h2>というタグを用います。<h2>の部分でもちょいちょいキーワード入れます。もちろん、人間が読んで意味不明な程に入れまくるのはNGです。

下記は入力例です。
(当然ですが、もっとしっかり書かないとダメです!)

タイトル:「クラウド型の基幹システムの費用相場・見積例」

以下本文

クラウド型の基幹システムが流行っています。
具体的な費用なこんな感じです。

<h2>商社向けのシステム</h2>
商社向けのシステムは○○円くらいです。

<h2>製造業向けのシステム</h2>
製造業向けのシステムは○○円くらいです。

もっとタグを活用したい場合には、こういうサイト(見出しタグの使い方)をご参照ください。

タグを上手に使えば、検索エンジンだけでなく、人間にとっても親切。とっても読みやすい記事になります。

※ ちょっと専門的な話(どうでもいい人はパス):大体のブログは記事タイトルがh1かh2になっています。

ソーシャルメディア対策:シェアしやすいようにする

facebook、Twitter、はてなブックマークの共有ボタンはわかりやすいところにあって損なしです。また、自分自身がいずれかを運営している場合には、そこで記事アップの報告をすることも拡散の第一歩となり得ます。

シェアボタンを押すと、記事が見れるよ~!みたいなのを、最近facebookで見かけますが、そういう技はしない方がいいです。記事を見て良ければ「いいね」なのに、「いいね」押すと記事が見れるっていうのは明らかにおかしいです。いつか排除されることになるので、そんな仕掛けづくりには決してお金をかけないようにご注意ください。

また、ソーシャルメディアのパワーは凄まじく、もしも記事が多くの人にシェアされると、検索エンジンもそれを評価して、スーパー上位表示!なんてことも起こります。

会社ブログ・企業ブログのテクニック(おまけ)

時事ネタを活用

先に挙げた記事ネタ捻出方法に加え、時事ネタを上手に絡ませるとさらに強力です。Googleも時事ネタには敏感で、一時的に順位を押し上げてくれます。

また、多くの人の関心が高い状態にあるため、Twitter、facebook等のSNSでもシェアされやすいです。

大手ポータルサイトからのリンクを獲得

ニュースやTOPIXの関連記事、参考記事として企業ブログ・個人ブログにリンクされることがあります。例えば、Yahooからリンクが貼られると多少マイナーなニュースからのリンクでも、激安サーバーだったらアクセス不可状態になるくらいの流入があります。

アクセス解析はこまめに

テクニックではなく、基本になりますが、アクセス解析はこまめにチェックしましょう。どのようなキーワードで、どのくらいのアクセスが来ているか、仮説→検証。そしてまたトライ。いわゆるPDCAサイクルというやつです。

タブレットでも充分できますので、朝起きてベットでチェックするも良し、晩酌しながらチェックするのも良しです。

途中で辞めても大丈夫

継続して取り組むに越したことありませんが、途中ストップしても別に大丈夫です。特に小さい会社なら時期的に書けなくなるほど忙しい時もあると思います。

色々な意見があると思いますが、「続けられないからやらない」より「出来る時にやる」「ネタがある時に書く」「気が向いたときにやる」というモチベーションでやってもいいと思います。

仮に途中でストップしてもこれまで書いた記事は消去しない限り、消えません。再開できるときに再開すればいいと思います。

以上が、会社ブログ・企業ブログの効果を出す王道なやり方です。
また今度にはより詳しくコンテンツの構成を書いてみたいと思います。(気が向いたら)