問題解決思考、ラテラルシンキング

By b_kimura,

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ロジックツリー

こんな時に問題解決思考が必要

売上アップだ〜!ということで何したら売上は上がるのかなーと考える時、特に思考法がないと、「とりあえず頑張ろう!」みたいな感じの精神論に落ち着き、結局何も変わらない事態に陥ってしまいます。「売上アップのために何か施策はないのかね?」そんなときに、「コイツ、やるな!」と思わせるにはやっぱり問題解決思考に尽きる!

ということで、その思考を身につけていきましょう。精神論も大事ですが、何に精神力を注力するのかを見極めるのか、それが大事っていう話ですね。思考法の定義は色々ですが、ここでは”問題解決”という点に絞り、そのために役立つ具体的なパターンを紹介します。

ロジカルシンキング

これがある程度できないと社会人として結構恥ずかしいと思います。全く出来ていない場合、意見を受け取った人は「ん?何言ってるのかわかんないよ」ってなります。下記はロジカルシンキングの例です。設定は、わかりやすく、「上司と部下」です。

例1:「新規顧客を開拓しなければならない。君はどういった形で新規開拓をしたらいいと思う?」

A.「テレアポ、飛び込みという2つの方法があるかと思います。弊社はテレアポでのアポ取得率・成約率はあまり高くありませんが、飛び込みでのアポ取得率・成約率は○○%ととても高いです。なので、飛び込み営業に専念すべきと思います!」

きちんと論理立てて意見を言ってますね。内容が良いかは別として、何を根拠にそう言ってるのかは分かります。
お次は、恋に悩む女性へのアドバイス!

例2:「今の彼氏と別れた方がいいかな〜?」

A.「現在の彼氏は妻子持ち、すなわち不倫状態です。不倫は民法に違反する不法行為であり裁判になるとほぼ必ず負けます。したがって、恋愛関係が発覚して訴えられた場合には大変なことになります。すみやかに別れるべきでしょう!」

当たり前のことを言ってるんですが、これも何故別れるべきなのかをしっかりと伝えています。
いかがでしょうか。なかなかわかりやすいサンプルをご用意出来たと自負しています(笑)

解説

例1の場合は、まず選択肢を整理し、その上でどの方法が良いのかを意見するパターンです。

新規顧客開拓の方法:「テレアポ」「飛び込み」
「テレアポ」・・・アポ取得率・成約率が低い
「飛び込み」・・・アポ取得率・成約率が高い
したがって、飛び込みが良い!

という形です。

例2は、三段論法とか、演繹法と呼ばれる方法です。
「あなたは不倫状態」(大前提)
「不倫は大変なことになる」(小前提)
「あなたは大変なことになる」(結論)

簡単でしょう!?けれども出来ていない人も結構居るんですから。感性でしゃべる!とか言い訳します。それも大事ですが、ビジネスではロジカルシンキングの方が大事です。癖付けが重要!「何が言いたいの?」とか「つまり?」とか言われる人は、意識して話してみましょう!
それでも言われる場合は、結論から述べましょう!「私はこう思います。なぜならこうだからです。」という形です。(どちらを先に話した方が良いかは時と場合によります。一般的には結論から。)

クリティカルシンキング

クリティカルシンキングとは、簡単に言うと批判思考です。

例えば例1で挙げた新規開拓の方法について。

“テレアポ、飛び込みという2つの方法があると思います。”
既にクリティカルシンキングの癖がある人は、「本当に選択肢は2つか?」と考えたはず。そうです。批判精神を持つのです。

業種、状況、規模等により異なるので、ここでは何が正解かを明記しませんが(設定考えるの面倒なので)、このご時世、その2つ以外にも色々とありそうです。

広告はもちろん、営業の委託、Webサイト等々・・・。
現代は色々な方法がありますよね。

このように、まず出た論理を疑うことをクリティカルシンキングと呼びます。

疑うなんて出来ない!!そんなことを言っちゃう人も実は普段から皆やっています。例えば、、
「あなたは呪われています」「呪われている人は、数日後、死にます。」「あなたは死にます」(三段論法とか、演繹法)
「けれども私がお払いをしたら大丈夫です。1000万円ですが何か。」

まず、本当に呪われてるんかい!?ってなるでしょ。
これです。さあビジネスの場面でもTRY!もっと疑ってかかろう!

ラテラルシンキング

これが出来ればあなたは立派な社会人!本当の意味で問題解決思考を身につけていると言えます。さてラテラルシンキングとはどんなものなのでしょうか。ポイントは3つ。「前提を疑う」「新しい発想」「組み合わせる」です。

もう一度、「例1」を引っ張りだしましょう。

例1:「新規顧客を開拓しなければならない。君はどういった形で新規開拓をしたらいいと思う?」

ロジカルシンキングでは、「テレアポ」「飛び込み」を挙げ、どちらがいいかを意見しました。
クリティカルシンキングでは、「テレアポ」「飛び込み」以外にも色々な方法があるのではないかと疑いました。
ラテラルシンキングでは、そこでさらに「いや待て!」と考えます。

例えばこんなこと。
「いや待て、扱っている商品事態がそもそもかなり売れにくいんじゃないか。こういう商品に変えよう」
「いや待て、今のアプローチの仕方じゃどんなやり方をしても一緒!今まで顧客層と思ってなかった層に、アプローチできないか!」

そして部下の回答はこんな形になります。

「様々な営業方法がありますが、現在の商品ではなかなか売れにくいと思います。そこで、商品のこの部分を変更出来ませんか?これを変更すると、○○の層の人にも買っていただけると思います。その上でアポ取得率、成約率の高い飛び込み営業で○○の層にアプローチすると、一気に新規開拓が出来ると考えます!!」

・・・いやいや、こんな部下がいたら助かりますね。例のような意見を出来るようになるには、相応の時間が必要でしょうが、(会社によっては立ち場も必要でしょうが、)問題解決思考とはこういうものです。

これは上司と部下とではもちろん、やはり顧客とのやりとりのなかでも重要です。お客さんが欲しているのは、モノでもツールでもなく、その先にある効果だからです。ベネフィットって言われるやつですね。問題解決思考なくして真のベネフィット提供はあり得ません。

また、ロジカルシンキング→クリティカルシンキング→ラテラルシンキングとステップアップするにつれ、“知識”が必要であることも忘れてはいけないポイントです。関連知識が少ないと、問題解決への選択肢も少なくなりがちです。前提を疑う際にも知識が大きな役割を果たします。

実はWeb制作も同じ!

営業には問題解決思考だ!そうなのですが、Web制作の仕事も同じです。(多分どんな仕事も必要です)

例えば、私たちの天敵、エラー発生。

プログラミングにエラーは付き物です。こういう思考法がないと、エラーは解消されません。解消されないは言い過ぎかもしれませんが、行き当たりばったりだと、効率がすっごく悪いです。

例:「あれ、jQueryが動かない」

考えられるエラー要因1「スペルミス等の打ち間違い」
考えられるエラー要因2「ファイルの不足」
考えられるエラー要因3「他のプログラムとぶつかっている」
考えられるエラー要因4「バージョンが古い(合っていない)」
考えられるエラー要因5「CSSの記述」
考えられるエラー要因6「ブラウザ(JavaScriptをブロックしている、古いページを読んでいる)」

こんな感じで少し複雑になりそうな時には、頭の中でロジックツリーをこしらえます。インターネット接続の説明書にでてくるようなやつです。

ロジックツリー
ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプタ取扱説明書

そして時に、そもそもこれをJクエリで実装する必要はあるのか、PHPで実装した方が作業もはやく、動作も軽いんじゃないか、なんて考えたりします。